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CASE STUDY

導入事例

530カ所のアクセスポイントで無線LAN環境を強化

さまざまな改革に取り組み、志願者増を続けるなど、大学業界で注目の千葉工業大学。ICT・サービス分野でも新しい仕組みを学内に取り入れ、学習環境の整備を図ってきました。2013年には、学内で整備していたサーバ機能をクラウド環境に移行。学内情報ネットワーク(SINET4)経由での高速アクセスを実現しました。日本ソルテックでは、無線LANコントローラと無線LANアクセスポイントを納入、先進の無線LAN環境構築をサポートしました。

千葉工業大学

製品の実績・安定性に加え、ベンダー・ディストリビューターの信頼性は安定稼働には欠かせません。

千葉工業大学 情報システム委員会委員長
情報科学部情報ネットワーク学科教授
中村直人博士(工学)

無線LAN強化でキャンパスのどこでもインターネットへの接続が可能に
導入内容

4台のコントローラー(Juniper WLC880)と530台のアクセスポイント(Juniper WLA532)を導入し、先進の無線LAN環境を構築。

導入の目的

全職員・学生へのiPad貸与が決定。その活用のために学内無線LANの強化が必要だった。

導入の効果

キャンパス内・寮のどこからでもインターネットに接続できるように。iPadの利用でアクティブラーニングも活発に行われ、資料のペーパーレス化などにも大きな成果があった。

基幹サーバ機能をSINET4経由でクラウドサービス化
――まず、クラウド化の経緯をお聞かせください。

千葉工業大学は、津田沼と新習志野の二つのキャンパスを有する理工系大学です。情報基盤においては先進的な取り組みを行っており、特に学内LANは情報センターから研究室をファイバーケーブルで直収するFTTD(Fiber To The Desktop)を他大学に先駆けて導入し、高い可用性と管理・運用コストの低減を実現してきました。
しかし、既存ネットワークも更改から9年が経過したこともあり、基幹サーバ機能をクラウドサービス化すると同時に、学内無線LANネットワーク基盤を強化することにしました。

――大学において基幹系をクラウド化するのは先駆的な試みかと思いますが。

本学の精神が『科学技術で世界に貢献する』であり、『科学技術はどんどん進歩するものであるから、より新しい技術に挑戦していくのは本学の使命』というのがトップの判断です。一般的には、一部でテスト導入して段階的に進めるのでしょうが、そこを一気に切り替えるのも、本学の特長でしょう。


ITの活用を積極的に進める千葉工大では、全職員・学生にiPadを貸与している。

学びとコミュニケーションを活性化する学内アクセスポイントの整備
――530カ所のアクセスポイントを整備されたそうですが。

学内方針として、すべての学生・教職員、約12,000名にiPadを貸与することを決定しました。すでに約2,500名の新入生と約500名の教職員に端末を貸与しています。最終的に12,000台の端末が、教室はもちろん、屋外でも確実にアクセスできるようアクセスポイントを配置するためには、530台の無線LANアクセスポイントが必要になったというわけです。
又、2014年3月には新習志野寮の70ヶ所のアクセスポイントが同一ネットワーク上で稼働しますので、合計600台のAPが稼働する事になります。

――iPad貸与、アクセスポイント整備の狙いや効果を教えてください。

アクティブラーニングへの期待もありましたが、元々は教職員からの学生への連絡や学生間のコミュニケーションが目的でした。ですから、学生はもとより教職員が確実にアクセスできることが何より重要でした。各教室に対するアクセスポイントの割り当てをどうするか、屋外のオープンスペースにどのくらい学生が集まるのかをふまえた設計には苦労しました。

教職員に関しては、学内のすべての会議をペーパーレス化するなど、すでに大きな成果があがっています。会議資料は、ネットワークに接続していないときには見られないようにセキュリティをかけています。また、端末をMDM(Mobile Device Management)で管理し、万一の紛失時には、すぐにリセットをかけられるようにしています。


530ヶ所にアクセスポイントを設置し、キャンパス内及び寮のどこからでもインターネットに接続できるようになった。

4台のコントローラー(WLC880)、530台のアクセスポイント(WLA532)を活用
――無線LAN機器にジュニパー製品を選んだ理由をお聞かせください。

無線LANコントローラWLC880については、既存の認証スイッチが大量のiPadの認証に負荷が大きくて耐えきれなくなったことから、無線コントローラで認証をするために導入しました。 認証にはMACアドレスを活用し負荷を低減しています。
無線LANアクセスポイントWLA532は、2.5GHzと5GHzの切り分けが確実に行える事や指向性に優れている事が選定の理由です。というのも、本学にはロボット開発を行っている研究センターもありますから、無線が干渉してロボットのコントロールが効かなくなるような事態を避けなければならないからです。
また、校舎の美観を保つため、アクセスポイントのほとんどを天井裏などに収納する必要がありました。こうした点からも、機器の信頼性が重要でした。

――ジュニパー製品、日本ソルテックに対する評価をお聞かせください。

ジュニパーでは、定期的にユーザー向けに講習会を開催しています。製品紹介だけでなく、勉強会をしてくれるのは非常に良い事だと思います。私が参加できないときには、代理で学生に参加してもらっていますが、学生にもいい刺激になっています。
日本ソルテックは、ベンダー製品の販売だけではなく、製品の出荷前検査・調整及び納入時のインストレーションや保守サービス、キッティング作業などで総合力があり、こうしたサポート体制はとても重要だと考えます。


無線アクセスの認証を行うジュニパー社の無線LANコントローラWLC880。